スタチューパフォーマー歴5年、京都の大道芸人、スタチューパフォーマーのMr.Kidsです。
はい、もう今回はタイトルそのまんまです。
僕が過去に扱ってきた、同業者が過去に扱ってきたメイク用品をご紹介していきます。(同業者さんのメイク用品は企業秘密に触れるので名前は伏せます。)
そもそもスタチューパフォーマンスを知らないよって方やスタチューパフォーマンスを始めたばかりの初心者の方はこちらをご覧下さい。
タップできる目次
メイクの前に準備!
メイクするときは使い捨てゴム手袋を使ってメイクするのがオススメです!
僕が使っている、大容量でコスパのいいネットで買えるゴム手袋がこちら!
手袋自体にパウダーが付いており、サラサラしていて装着しやすいのが特徴。
サイズがピッタリだとゴムがたるんでメイクしずらいので、かなり小さめのサイズを購入するのをオススメ。
(ちなみに僕は、成人男性ですがSSサイズをいつも使っています。)
ベースメイク用品
この項目では基本的にベースメイクとして扱う商品をご紹介。
三善 ライトニングカラー
王道のドーラン。様々な色があって調色も可能。ドーラン自体が柔らかい為、初心者でも扱いやすいのが特徴。
ただ値段は1つ800円とそこそこの値段、かつベースメイクに使うとなればおでこから首全体のメイクで2回分しか使えない為、少々コスパが悪いのがネック。
ちなみに僕はドーランの黒・1番をベースに使い、手袋を装着しながら手で直接メイクしています。
ベンナイ クラウンホワイト
これまた王道のクラウンホワイト。白塗り系の人はこれ以外の選択肢がないというほどコスパの天才です。クラウンホワイトシリーズの中でも「CW-5」というものがあって、値段こそ5000円を超えるものの、1度買ってしまえば軽く1年は持つという優れもの。
ただ、メイク自体にコツが入り、初心者はムラが出やすいのが特徴。
僕は白い人の時代に、このクラウンホワイトを使ってメイクしていました。
メイクするときは、100円ショップなんかで売っているメイク用スポンジを使っていました。
三善 練白粉
「白い人」時代よりも、もっと前の最初期のパフォーマンスを始めたばかりの頃に使用していたメイク用品。基本的にメイク方法にかなりの慣れが必要で、歌舞伎メイクを本格的に出来るレベルの人じゃないと扱うのが難しく、どちらかと言わずともクラウンホワイトを使うのがオススメです。
三善 水白粉
こちらに関しては僕は使ったことがなく、同業者さんがメイクの途中段階で使用している物。レビューにもある通り、初心者でも扱いやすく綺麗にメイクできるのが特徴。
ただ毎回使っているともともとの容量が少ないため割と減りが早いのがネック。
三善 粉白粉(透明)
こちらはベースメイクの上からメイクを重ねていくのに必須のメイク用品。
上で取り上げてきたメイク用品は油分で構成されている為、表面がべたべたの状態で保たれます。べたべたの状態だとメイクが重なって調色されてしまう他、衣服などについた場合はメイクが付着し二次被害を巻き起こす為、基本的には上からパウダーで表面をならすことが必要です。
(※購入前に1度下の商品をご覧ください)
ジョンソンエンドジョンソン ベビーパウダー
こちらも上と同じ役割を担ってくれるメイク用品。
その特徴は何といっても粉白粉に比べて圧倒的にコスパが高いこと。
粉白粉の透明も実際に使ってみたことはありますが、正直ベビーパウダーとの差を感じなかったのでこちらの方を買うことをオススメします。
三善 パウダーパフ
上のメイク用品、粉白粉、べビーパウダーを使うときに必要なメイク用品。
一応、自分も使ったことのあるパウダーパフを例に挙げましたが正直100円ショップの物でも代用可能かと思われます。
こだわりのある方は上の商品リンクからご覧ください。
三善 メイクアップブラシ
こちらの商品は、上で重ねたパウダーを叩きながら余分なパウダーを取り除いていくために必要な物。一応、三善の商品をご紹介していますが、僕はダイソーで購入した熊野筆のメイクアップブラシを使っています。
ブランドにこだわらずに自分に合ったものを見つけてください。
二重目のメイク用品
この項目ではベースメイクを塗った上で使う、二重目以降に使用する商品をご紹介。
スナザルー snazaroo
あまり使っている人を見ないですが、僕的には使いやすくて多様しています。
使い方としては、ドーランの上から使いたい色を指で手に取り顔に塗りこんでいくようなイメージ。
ドーランより固く、クラウンホワイトと同じ粘度で少しパサパサしているのが特徴。
基本的に水性顔料なので水に溶いて使用しますが、僕は表面に水をかけて丸1日放置して水分を十分に吸わせた後そのままの状態で使っています。
アシーナ クロマクリル
絵の具の為、柔らかくそのままベタ塗り出来るのが特徴で直接肌に塗って使えます。そのままメイクとして使ったり、ベースメイクの上から塗っても使えますが、乾きやすく厚塗りすると割れやすいため、扱うには多少慣れが必要です。
ちなみにこういう絵の具系をメインにメイクしているパフォーマーさんは2人ほどいらっしゃいます。
リキテックス アクリル絵の具
上と同様、柔らかく塗りやすいのが特徴で、銅像メイクをし始めたときにこのアクリル絵の具をメイク道具として使用していました。(ちなみに衣装には今でもこのリキテックスのアクリル絵の具を使用。)
ただクロマクリル同様、メイクに使うときに厚みが出るとどうしてもひび割れする為、扱いには慣れが必要。
三善 メダルカラー
金、銀、銅色のフェイスペイントとして正式に使えるドーランと言ったらコレしかないと言えるほど業界では有名なメダルカラー。綺麗な金属類特有のテカテカとした表現が出来るのが特徴。(僕も絶賛愛用中!!)
ただ1色のみをそのままメイクするのは、大量に使う&メイクの発色が薄い為、必ず下地にドーランか何かのメイクをしてから使いましょう。
ちなみに値段は1つ1500円とかなり割高ですのでご注意を!
ベンナイ アクアグリッター
最近、購入してみたメイク用品。
金、銀、銅の他にも多色を展開。
同業者さんが使っている為、試しに買ってみましたが自分には合いませんでした・・・。
ダンス・舞台用のメイク用品の為、キラキラとしたラメが入っており使う人をかなり左右します。
こちらも一瓶2500円程度と、かなり高額商品になります。
メイク落とし用品
この項目ではメイクを落とす際に使う商品をご紹介。
三善 ステージクレンジング
おなじみ三善さんのステージクレンジング。こちらはクリームタイプとなっております。
中の白いクリームを適量手に取り顔に付着させ、メイクの油を浮き上がらせるという一般的なメイク落としクリームです。
ある程度の粘度がある為、場を汚さずに済み遠征なんかでは重宝しています。
メイクを落とす際はウェットシートなどを使用。
三善 クリンシングクリーム
こちらも先ほど同様三善のクリンシングクリーム。名前はクリームと表記されていますが、中にはぎっとりとした半透明の油が詰め込まれています。
メイクを落とす際は、適量手に取り、必ず手の温度で溶かし柔らかくさせます。
これをしないが為に上手くメイクを落とすことが出来ずトラウマになる人が続出していますが手順をきちんと踏めば綺麗に落とすことが出来ます。(※経験済み)
メイクを落とす際はウェットシートなどを使用。
値段もクリームタイプとそこまで変わらない為どちらを選んでも良いでしょう。
KOSE ソフティモ クレンジングオイル
こちらは舞台用メイク落とし専用ではありませんが、洗浄力が強力なためメイク落とし用品として愛用中。
こちらの特徴は、上の2品とは違い水で落とすことが可能。
ただ値段が極端に安く洗浄力が上2品と引けを取らないと言った点から、安全の保障は出来ません。
こちらはほぼ水分と変わらないくらいサラサラしている為、メイクを落としている際に手にかかったりポタポタ落ちてきます。
基本的にはお風呂場で使用することをオススメします。
Kirei ウェットタオル
上記2品のステージクレンジングとクリンシングクリームを使うときに必要。
メイクを浮かせた後にウェットシートを使って拭き取ります。
ちなみに商品リンクは、
- 厚手
- アルコール不使用
という条件を満たしている商品をピックアップしただけで僕が実際に使っているわけではないのでご注意を。
僕は100円ショップの物を使用していますが1回のメイク落としでかなりのウェットシートを使うため、僕がご紹介したクレンジングオイル以外のメイク落としを使う方は上の商品リンクを参考に探してみてください。おそらく長期的な面で見るとコスパ面で100円ショップの物は損します。
最後に
この記事全体の知識を入れておけば大体の質感表現は出来ますし、スタチューパフォーマンスを演じるうえでは困らないと思います。
組み合わせや塗り方によってもメイクの見え方が変わってくるのがメイクの特徴です。
スタチューパフォーマーのみなさんは、この記事を参考に是非自分なりのメイクの研究をしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
