スタチュー

スタチューパフォーマーを結婚式に呼ぶ

みなさん、こんにちは。

京都の動く銅像こと、Mr.Kidsです。

私は普段からスタチューパフォーマーとして活動していますが、そもそもスタチューパフォーマンスについて詳しく知らない方は、こちらをご覧ください。

2015年からスタチューパフォーマーとして銅像に扮する芸を基に活動してきましたが、私、Mr.Kids、5年目にして遂に結婚式場に呼ばれることになり、実際にパフォーマンスを披露してきました。

よって今回はスタチューパフォーマーを結婚式に呼ぶことについて、パフォーマーの流れとクライアントさんの流れをご紹介していきたいと思います。

特に初心者スタチューパフォーマーさんは、この記事を参考にパフォーマーンス依頼を受けるうえで、必要な要点をまとめていますので参考にしてみて下さい。

出演依頼

以下、メールでのやり取りになります。


クライアント様「初めまして、○○です。○○で◇◇の為~結婚式での出演依頼をお願いしたいです。」

Mr.Kids「初めまして、ご連絡ありがとうございます。大道芸人のMr.Kidsです。出演を希望する、日程、場所、時間、予算をお聞かせ願えますか?」

クライアント様「ご返信ありがとうございます。2019年○月○日○曜日、△△駅近くの××ホテルで12:00頃から20~30分程度、基本は動かない神父のロボットとしてパフォーマンスを行ってもらい、たまに動いて会場のみんなを驚かせて頂きたいと思っています。予算は時間も短い為、○万円程と考えていましたがいかがでしょうか?ご返信よろしくお願いします。」

(※プライバシー保護の為、一部文面を変えています。)


このようにメールでの話が続きました。

ここでは、メールで出演依頼が送られてきた際に、その出演依頼の内容(日程・場所・予算)を確認して自分はパフォーマンスを行えるか、もしくは行いたいと思うかでこの依頼を引き受けるかを判断します。日程が合わない場合や、予算の都合上自分から進んでパフォーマンスを行いたいと思わない場合は、条件の合いそうなパフォーマーに話を振ることもあります。

予算交渉

今回依頼をしてくれたクライアント様が、出演料として想定していた予算が、僕がパフォーマンスを行う際の予算相場より低かった為、交渉を行いました。


Mr.Kids「ご返信ありがとうございます。パフォーマンス時間以外にメイク時間、メイク落とし時間、往復の移動時間が発生する為、1日最低○万円は頂いていますが、いかがでしょうか?」

クライアント様「パフォーマンスの拘束時間としては短い為、提示頂いた金額の半額、別途交通費でお願いできませんか?」

Mr.Kids「出演料の件、少し考えます。・・・」(※文章に続きがあります。)

(※プライバシー保護の為、一部文面を変えています。 )


このようにメールでの話が続きました。

今回は、他にも衣装の問題やパフォーマンス内容の件もあったので話を引き延ばしましたが、 出演料の問題はどちらが悪いという訳ではなく、どちら側も譲れない問題になってきますので納得できるまで話し合いましょう。

予算で納得してくれないクライアント様へは、なぜそれほどの予算が必要なのかを相手方にきちんと伝えましょう。

予算交渉の際は、一方的に○万円だからその金額じゃないとパフォーマンスは出来ない!と傲慢に話すのではなく、

往復するのに時間がこれだけかかり、これだけの荷物が必要で、これだけのメイク時間、後片付けの準備時間なども必要な為、パフォーマンス実施時間の他に、これだけの時間がかかり、拘束時間はこれだけかかります。よってこの金額が必要となってきます。

と、なるべく丁寧に伝えましょう。これらを伝えないと予算に納得できないクライアント様からぼったくりの金額だと悪い印書を与えてしまい、自分にとってもマイナスとなってしまうので気を付けましょう。

大まかな内容

次は大まかな内容を決めましょう。詳しい場所の配置やパフォーマ内容を双方で確認し合うのが基本です。また、始めの方のメールで「基本は動かない神父のロボットとしてパフォーマンスをおこなってもらい」という文章があり、普段はロボットのような動きはせず、衣装も銅像風の衣装しかもっていなかったので、この点についてもお話をしました。


Mr.Kids「出演料の件、少し考えます。・・・

(文章の続き)ちなみに、パフォーマンス内容について詳しく聞かせてほしいのですが、ロボットの神父というのはどうのようなものをイメージ(想定)していますか?

  • 僕が普段使っている銅像の衣装をそのまま使う
  • 衣装を用意してもらってそれを着てパフォーマンス

それと、

  • そのロボットの神父はロボットっぽく動くのか
  • どの場所でパフォーマンスをするのか

以上の点について詳しくお聞かせ願いますか?」

クライアント様「内容としては、披露宴会場や受付や待合スペースでパフォーマンスをして頂き、たまに動いて驚かせるような感じです。衣装に関しては普段のパフォーマンスで使っているの銅像風の衣装でお願いしたいです。また動きに関しての指定は特にないので普段通りで構いません。」

Mr.Kids「内容確認致しました。3つの会場を例に出していましたが、30分以内で行うなら、1つの場所で10分もせず移動となりバタバタするので、1つの場所で30分間のパフォーマンスの方が良いかと思います。いかがなさいますか?」

クライアント様「場所は受付の近くか待合室のどちらか1つの場所でお願いします。時間は今のところ、タイミングに合わせて11:15から12:00の45分間でお願いします。」

Mr.Kids「了解しました。11:15から12:00の45分間、1つの場所でパフォーマンス。出演料は交通費込みで○万円という条件でよろしいですかね?ちなみにメイク等が行える控室はありますでしょうか?」

クライアント様「控室はあります。条件、了解致しました。」

(※プライバシー保護の為、一部文面を変えています。 )


このようにメールでの話が続きました。

今回は、クライアント様の言い方の問題でロボットと表現しただけで本来の銅像のパフォーマンスで行うことになったので良かったですが、イベント当日はどんな衣装で行うかをきちんと双方で確認しておかないとトラブルになりますので絶対に確認し合いましょう。

また、設置場所に関して、今回は45分という短い時間だった為、連続で1つの場所でパフォーマンスということになりました。10分ごとに別の場所に移動するとなると専属のスタッフも必要ですし、あまりメジャーなやり方ではありません。

基本的にパフォーマンスのシフトは、20~30分を3回、1時間を2回、4時間ぶっ続けなどが多いです。その場の状況に合わせて判断しましょう。

設置時間は、20分から30分を想定していましたが、イベントのスケジュール的に45分で対応。(※この辺もクライアント様に合わせて調整しましょう。)

また、準備する際の控室の有無、使用できる時間帯なども必ず確認しましょう。(※場所は当日確認する場合がほとんどですが最初の段階でパフォーマンス場所とどのくらい離れているかなどを確認しておくと、当日スムーズに進めることが出来ます。)

パフォーマンス内容

次にパフォーマンス内容を決めましょう。基本的にスタチューパフォーマーと言えば大体の動きは決まっていますが、クライアント様の意向を聞きながらそれに沿うようにパフォーマンスをある程度変更させていきます。


クライアント様「内容なのですが、どのくらいの頻度で動きがあるパフォーマンスになるんでしょうか?」

Mr.Kids「動きの頻度は、クライアント様の意向によって変えていますが、基本的には写真撮影時や、ターゲットが目を離した瞬間に動き他のギャラリーには気づかせるみたいに割と動くと思われます。今回は、場を盛り上げる為のパフォーマンスだと思いますので、積極的に動いてコミュニケーションをとろうと思っていますが、いかがなさいますか?」

クライアント様「了解しました。その様なパフォーマンス内容で大丈夫です。楽しみにしています!」

(※プライバシー保護の為、一部文面を変えています。 )

このようにメールでの話が続きました。

基本的には、静止しながらお客さんを驚かせるドッキリ要素が強いパフォーマンスがほとんどだと思われますが、今回は結婚式ということで極端に驚かせるパフォーマンスというよりは、積極的に動きながらコミュニケーションをとり、楽しませることに重点を置いてパフォーマンスを行うと伝えました。

当日の確認

Mr.Kids「当日は、設置場所・動き・控室の場所等の確認とメイクを行うため2時間前にはついておきたいのですがよろしいでしょうか?また、当日の対応はご本人様でしょうか?」

クライアント様「入り時間了解しました。当日は私も直接お話に行くつもりですが、ホテルのフロントで担当の☆☆さんを呼んで頂ければ対応しますのでよろしくお願いします。それと質問ですが、メイクや衣装の塗料が床や陰に付くことはありますか?」

Mr.Kids「担当者さん、了解しました。今回は○○さまの結婚式で、担当のスタッフが☆☆さまという認識でよろしかったでしょうか?ちなみに塗料の件ですが、衣装の塗料は乾いている為絶対につくことはありませんが、メイクしている顔を直接触った場合は少し化粧が付く可能性があります。大丈夫でしょうか?」

クライアント様「そうです。担当のスタッフが☆☆さんです。塗料の件、問題なさそうなので大丈夫です。よろしくお願いします。」

(※プライバシー保護の為、一部文面を変えています。 )


このようにメールでの話が続きました。

パフォーマンス日当日、自分が大体何時くらいに現場に到着して準備をするのかをクライアント様に伝えておきます。また、結婚式当日、新郎新婦は忙しい場合がほとんどですので担当スタッフが案内してくれる場合がほとんどだと思います。必ず担当スタッフさんの名前を憶えておきましょう。

また、クライアント様が不安に思っていることに対しては正確にお答えしましょう。フリーランスで活動する場合は「信頼」を第1に考えましょう。

パフォーマンス前日

パフォーマンス前日になったら必ず、クライアントさんに連絡をし、当日は何時頃に現場につくのかを連絡しましょう。


クライアント様「お世話になります。明日、よろしくお願いします。」

Mr.Kids「お世話になります。いよいよ明日ですね!ホテル会場入りは09:00過ぎを予定しておりますのでよろしくお願いします。」

(※プライバシー保護の為、一部文面を変えています。 )


このようにメールでの話が続きました。

パフォーマンス前日は、到着時間をクライアントさんに告げ、パフォーマンスで使う物を確認しながら準備しましょう。

タクシーで移動

そして、パフォーマンス当日、式場の場所を詳しく知らなかったのでタクシーを使っていくことに。(※土地勘のある場所ならいいですが、全く知らない土地の場合はタクシーをオススメします。あたふたして無駄な時間を過ごし、集合時間に遅れる可能性もあるので、知らない土地ではタクシーを活用しましょう。)

タクシーに乗るときは時間を有効的に使う為にも、読んでみて下さい。

担当スタッフと打ち合わせ

玄関口に到着したら、クライアント様本人か、担当スタッフを呼び出します。

今回は担当スタッフを呼び、控室に通され一端荷物を置きました。

その後、パフォーマンスを行う場所を聞き、

  • 天井が低すぎないかどうか
  • 場所的に問題ないかどうか
  • 台座は、指定されたものを使うのか自分の物を使うのかどうか

などを確認して、クライアント様本人か、担当スタッフと打ち合わせを行います。全て確認したら、準備を行います。

クライアント様本人との対話

控室で準備していると、クライアント様本人が登場し少しだけお話をしました。

もし可能なら、この時点で再度どんなパフォ―マンスをするのかの確認をしておきましょう。

メールのみの連絡の場合だと、ニュアンスの捉え方によっては違った解釈になる為トラブルを防ぐためにも再度確認することをオススメします。

パフォーマンス10分前

僕は、スタチューパフォーマンスにおいてドッキリ感の演出が一番最優先にしている為、今回は10分前からパフォーマンスを行う予定でしたが会場セッティングの都合上5分前とギリギリの時間に。既に新郎新婦のお友達が沢山いたのでひっそりと準備を始めることになりました。

契約上は11:15からスタートとなっていましたが、ドッキリ感を演出するためには人がいない状態で既にセッティングを澄ましている方がスマートです。

この感覚は人によって違うと思いますが、ドッキリ感の演出にこだわる方はお客さんを楽しませるためにも、早めの準備・セッティングを心掛けましょう。

パフォーマンス

パフォーマンスが始まったら、あとはただその場の会場の皆さんを沸かせるだけです。今回はドッキリ感を出しながらも、みなさんドレスコードしている方がほとんどだった為、急激にびっくりさせて転倒させないように配慮しながら動きは小さめにパフォーマンス。記念撮影などを何枚か撮り、無事パフォーマンスは終了しました。

ここで気をつける点は、

  • 会場の皆さんを驚かせること
  • 転倒させないように配慮すること
  • ただの銅像になり切らないこと

この3点になります。

ただの銅像になり切ってたら、わざわざ動く銅像パフォーマーを呼んだ意味はありませんし、かと言って驚かしまくって怪我をさせたんじゃ話になりません。

適度に動いて会場の皆さんを盛り上げつつ、あくまでもメインは新郎新婦に焦点を当てながら楽しませます。

ビデオレターを頼まれることも

こちらは極まれな例かもしれませんが、会場の皆さんが集まってくる前に式場のカメラマンに無茶振りでビデオレターを頼まれました。その場で急に言われた為あまり気の利いたことが言えませんでしたが、「ご結婚おめでとうございます。」と銅像の格好のまま喋りました。

(※喋らないタイプはお断りするかジェスチャーで対応しましょう。)

メイク落とし

パフォーマンスが終わったら、控室に戻りメイクを落としましょう。

ちなみに僕が普段から使っているメイク落としはこの2つです。上の方はクリームタイプで、下の方は油のような感じで扱いが少し難しい為、クリームタイプをオススメします。

出番終了後

メイク落としが終わり全ての出番が終了したら、クライアント様本人または担当スタッフに挨拶をして会場を出ましょう。

帰りの道のりも分からなかったのでタクシーで帰宅することに。

出演料支払い

今回の出演料支払いは銀行振り込みで対応しましたが、基本的にクライアント様が個人経営の場合だとその場での支払い、企業の場合だと後日銀行振り込みとなります。

その場での支払いだと、振込遅れ・未払いトラブルが無く領収書と引き換えに渡すことが出来るので大変便利です。

銀行振り込みの場合だと、その月の月末か翌月末までに払っていただき、振込確認後に手渡しまたは郵送にて領収書を送ります。

また、この出演料支払いに関しては、事前に現地での領収書との引き換えで支払うのか、銀行振り込みで対応して頂くのかをパフォーマンス当日の前段階で決めておきましょう。

最後に

今回は結婚式の式場でのパフォーマンスという名目でパフォーマー側の対応をご紹介していきましたが、結婚式以外での応用も可能だと思います。

初心者のスタチューパフォーマーさんは分からないことが多いと思うので是非参考にしてみて下さいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
Mr.Kids
Mr.Kids
24歳・アーティスト 『自由に遊んで生きる』をモットーに活動。スタチューパフォーマーとして活動する傍ら、京都の街づくりと発展を意識したゴミ拾いや募金活動を実施。最近は、ミニマリストとして生活しながら、お金に対する知識やプログラミングを勉強している。